2019年4月1日 令和
ついに発表されましたね。
初めてそれを耳にした瞬間は、耳馴染みのない響きに一瞬「?」となりましたけど、時間が経つうちに未来を感じさせポジティブで新しい時代を迎えるにあたってとても相応しい響きに感じてきました。
日本人全国民が「令和」という言葉のポジティブさに引っ張られていくような感覚すら生まれてきました。
言葉の力ってすごいなぁ。
安倍さんのことば
「文化をはぐくみ、自然の美しさを愛でることができる平和の日々に心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ちあふれた新しい時代を国民の皆さまと共に切り開いていく。」
安倍さんがいうから綺麗ごとのように白々しく聞こえてしまうかもしれませんが、言葉の内容としてはその通りだと思うし、とてもアーティストシンキング的だと思いました。
最近、アートシンキングだとか、他にもアーティストシンキングと言う言葉が使われているところを耳にすることがありますけど、基本的にビジネスサイドから語られています。
「どうやって儲けるか」「どうやって勝つか」「どうやって生き残るか」といったことを根本に、例えばイノベーションという言葉とリンクさせて語られます。
でも、果たしてビジネスの「根本」は「儲ける」ことだけなのでしょうか。
少なくとも私の掲げるアーティスト・シンキングはそうではありません。どうしても「儲ける」だけでは片手落ちに感じてなりません。
アーティスト・シンキングにはさらにその上位に存在する「そもそも論」があります。
ロジックから成される課題解決と共に、感性から生まれる「問題提起」があるから、私たち人類は生き延びてこられた部分もあるのではないでしょうか。またそれらが文化を生み出し、自然に感謝できる感性を磨いてこれた。そういった可能性もアーティスト・シンキングには見出しています。
私たちは、私たちの暮らすこの社会・環境にどんな価値を提供しなければいけないのでしょうか。価値を提供するどころか、地球を汚してまで「儲ける」ことに何の意味があるのでしょうか。
綺麗ごととされてしまいそうなことに、少なくとも「結局お金だろ」と思考停止せず、なんとか向き合っていきたいです。